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ワキガ・多汗症の自己チェックと解説
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日本人の10人に1人がワキガ
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ワキガ手術の不安
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ワキガ手術を受けるクリニック選びのポイント
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ワキガ・多汗症手術の費用
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ワキガ手術の短所と長所
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シャワーと制汗剤でワキガを防ぐ
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ワキガ治療は短時間で終わる
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肉中心の食生活でワキガになる
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多汗症とワキガの違い
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ワキガ手術は進歩しています。
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ワキガの元凶、アポクリン汗腺
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ワキガの原因となる汗
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食習慣もワキガの原因になります
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毛深い人はワキガになりやすい?
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多汗症と「汗かき」の違いは?
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汗とワキガの微妙な関係
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何故、女性にワキガが多いのでしょうか?
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ワキガ体質は遺伝します
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ワキガと「汗臭さ」は別のものです。
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なぜワキガ・多汗症が起こるのでしょうか?
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ストレスはワキガを強くします
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ワキガ・多汗症の自己チェックと解説
夏になって暑くなってくると、女性はとくに自分の体臭にはとても神経質になるものです。
その中でも、ワキガを持っていたり多汗症の方は、やりきれないでしょう。
しかし、匂いについては、主観的な部分が非常に強く、他人がそれほど気にしていないのに、
「私はワキガだから、夏にはなるべく人とつきあいたくない」
と交際に消極的になったり、しょっちゅうトイレに適ってハンカチやウエットティシューなどで脇の下を拭ったり、制汗剤の入ったデオドラント液をスプレーしたりしています。
「本当にあなたが気にしているほど、ニオイが強いのですか」
とお聞きしたいほどです。
そのため、ここでは客観的に、あなたのワキガ度・多汗度をチェックして、自分の状態を正しく認識していただきたいのです。
もし、本当に手術しなければならないような状態だったら、すみやかに手術をするべきですし、手術をするまでもないと分かったら、それで本人は安心できるのではないでしょうか。
(1)耳垢が柔らかく湿っている
(2)他人からニオイがキツイといわれたことがある
(3)自分でニオイが分かる
(4)汗を多くかくと白いブラウスに黄ばみがある
(5)家族にワキガの人がいる
(6)緊張したり興奮したりするとじっとり汗をかく
(7)肉類が好きである
(8)シャワー後2〜3時間で体臭が気になる
(9)体毛が濃いと思う
(10)他人のニオイに神経質なほうである
8〜10個当てはまる
相当高いワキガ・多汗症度です。
ただちに美容整形のカウンセリングを受け、手術されたほうがいいでしょう。
4〜7個当てはまる
ワキガ・多汗症度が高いので、カウンセリングを受けてみてください。手術をするかしないかの境目にあります。
対処療法で防ぐことができます。
食事療法、こまめなシャワー、入浴などでしばらく様子を見てください。
それでも気になるようでしたら、カウンセリングを受けるのもよいでしょう。
1〜3個当てはまる
標準値です。清潔にすることを心がけてください。
(1)の耳アカの軟らかさですが、耳の中にはアポクリン汗腺が多く分布しています。
このアポクリン汗腺から出る汗が、ワキガの原因となります。
そのため、耳アカが軟らかいということは、ワキガのものとになるアポクリン汗腺の汗を多く分泌するということですから、ワキガ、多汗症となる原因を持っているということになります。
(2)の他人からニオイがキツイと言われた、というのは、(自分にはワキガがある)と感じていない人が意外に多いのです。
前にも述べましたが、ニオイというものは主観的なもので、
ある人はまったく不快なニオイと感じないのに、別な人はそのニオイに耐えられないということがあるのです。
自分では気がつかず、他人から
「あなた、臭うわよ」
といわれ、ガクゼンとしたという経験をもつ患者さんが非常に多いのです。
(3)の自分でニオイが分かる、というのは、前の�Aよりもワキガ度は高いと考えられます。
ただし、ここで注意したいのは、必要以上に神経質になっている人が多いということです。
客観的にみてそれほどではないと思うのに、(自分はワキガなんだ)と思い込んでしまうという人です。
(2)と(3)とは相反する質問〜つまり客観と主観の違い〜なのですが、この2つを冷静に判断して点数をつけてください。
(4)の汗をかくとブラウスに黄ばみが残る、というのは、間違いなくワキガ、多汗症だということです。
汗には2種類あって、黄色い汗は、主にアポクリン汗腺から出る汗です。
これがワキガのニオイの元凶になります。
(5)の家族にワキガの人がいる、は、ワキガは遺伝するという医学界の定説によるものです。
その定説とは、片親がワキガだと子どもの50パーセントはワキガになり、両親がワキガだと子どもは80パーセントがワキガになるということです。
(6)の緊張したり興奮したりするとじっとりと汗をかく、というタイプの人は、多汗症だと考えられます。
もちろん、普通の人でも、興奮、緊張すると汗はかきますが、せいぜいうっすら程度です。
それが下着やワイシャツ、ブラウスにまでにじみでてくるようだったら、それは汗のかきすぎということです。
(7)の肉類が好きである、は、ワキガと食生活が密接な関係をもつからなのです。
欧米人にワキガが多いということはご存じのことと思いますが、これは動物脂肪や高蛋白高カロリーによるものとされています。
私たちの食事は、完全に欧米型になっています。
かつて日本人の食事は、米を中心とした穀類でした。
動物蛋白質は、主として魚から摂っていたのです。そのため、
「日本人は体臭がない」
といわれるのです。
(8)のシャワー後2〜3時間で体臭が気になる、は、やはり主観的なものです。
しかし気になるというのは、自分がワキガ・多汗であるという認識があって、それが体臭を気にさせているのですから、ワキガ度は高いものだといっていいでしょう。
(9)の体毛が濃いと思う、は、体毛とアポクリン汗腺とが関わりあっているからです。
つまりアポクリン汗腺というのは、人間の体の中で毛が生えている部分にのみ存在しているのです。
そしてアポクリン汗腺から出た汗は、体毛にからみ、そこでワキガ独特のニオイを発生させるのです。
だから、体毛が濃いということはワキガが発生しやすいということです。
(10)の他人のこオイに神経質をほうである、ということは、他人のも自分のも体臭が非常に気になることです。
その前提として、まず自分の体臭について神経をとがらせるあまり、他人の体臭が気になるのです。
少しでも気になる人は気軽に美容整形医師のカウンセリングを受けられることをおすすめします。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
日本人の10人に1人がワキガ
正確に言うとワキガと体臭は別ものなのです。
まず体臭ですが、私たちの体のいたるところからニオイが出ています。
長いこと風呂に入らないため汗のニオイが激しくなったり、胃の悪い人が発する日の臭さ、あるいは食べ物による匂いなどさまざまです。
これらのニオイは、ある程度、気を使えばその発生を防ぐことが可能です。
しかし、ワキガは違います。
ワキガはそのニオイの出てくる場所、原因などがはっきりとしています。
でも、ある特殊な方法によらなければ、ニオイを消すことはむずかしいのです。
ワキガを医学的に言うなら、「腋臭症」とか「臭汗症」などと言います。
この名前をよく見ると、脇の下がニオイの発生場所であり、その原因が汗であることが分かるでしょう。
私たち日本人は、体臭のない人種として知られていました。
いろいろ調べてみると、人種によってワキガの体質を持つパーセンテージは、非常に差があることが分かります。
そのパーセンテージは、
・黒 人……10パーセント
・欧米人……90〜70パーセント
・日本人……15〜10パーセント という統計があります。
確かに日本人は、黒人や欧米人(この場合、白人種を指します)に比べれば、非常に低いパーセンテージですが、
それでも10人にl人はワキガだということを意味しています。
私たちは先祖代々、主として穀物や野菜を食べてきました。
そのころの日本人はワキガで悩むということは、ほとんどなかったといっていいでしょう。
でも、今、実際のパーセンテージで示されるように、現在では10人に1人がワキガだといいます。さらにこのパーセンテージは増加するだろうといいます。
その原因はどこにあるのでしょう。主な原因の一つは食生活にあるのです。
私たちが顔をそむけるワキガのこオイは、人種によってはたまらなくセクシーに感じるといいます。
それは、ワキガのこオイの元になるアポクリン汗腺からの汗のニオイが性的な信号になっているからなのです。
つまり、異性の性的興奮を刺激するため、このニオイを発生させるものと考えられます。
ちょうど、動物が生殖期に入り、異性を受け入れてもいい状態になると、性的興奮を刺激するニオイを発生させます。
一般的にフェロモンといわれますが、ワキガもこの性フェロモンの一種だといっていいでしょう。
しかし、欧米では、やはりこのワキガを敬遠する人が多く、このワキガ臭を消す手段として欧米では香水が発達しました。
先ほど、ワキガのことを「腋臭症」というといいましたが、欧米では「腋臭症」のことを「腋窃多汗症」ともいいます。
欧米で腋雷を手術するというのは、ワキガをなくするためのものではなく、汗を止めることを目的にしています。
その点、わが国では、「腋窟多汗症」というのは脇の下に汗を多くかくことであり、
ワキガが匂うのを「腋臭症」といって、はっきりと区別しています。
体臭のないことで世界的に知られているわれわれ日本人も、ワキガについては、急激なスピードで欧米人に迫っているのです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガ手術の不安
「不安」は、私たちの決心を鈍らせる大きな壁です。
何か新しい行動を起こそうとするとき、私たちは程度の差こそあれ、不安に襲われます。
「本当に大丈夫なんだろうか」
「今のままでいたほうが、安全なんじゃないか」
そうした思いが行動にブレーキをかけ、その一歩を踏み出せないまま足踏みしてしまうのです。
ワキガ・多汗症治療でもそれは同じです。
治したくとも、なかなか決心がつかない……。
そうした方々は数多くいらっしゃるでしょう。
あなたも、そのひとりかもしれません。
ワキガ・多汗症は病気扱いされることもなく、一般の病院で扱われることもまれです。そのため正しい知識や情報がなかなか普及しません。
治療効果や傷跡の不安、再発や後遺症の心配……。
こうしたことに関する正しい情報が一般に知られておらず、今でも多くの誤解が残っています。
こうした誤解や古い知識に惑わされてしまっては、とても正しい判断を下すことなどできません。
当サイトを参考にしていただければ、ワキガ手術の不安のほとんどは解消してしまうはずです。
もちろん手術だけではなく、自宅で出来るワキガ・多汗予防、ニオイを防ぐ方法もご紹介していきます。
不安が解消されれば、安心して医師に相談することができるでしょうし、その結果、迷うことなく治療を受けることもできるでしょう。
汗やニオイに悩みながら、なかなか治療を受ける決心がつかない……。
それは、あなた自身が多くの不安を抱えているからです。
ですが、それは決してあなただけが感じていることではありません。多くの方々が、みな同じように感じているものなのです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガ手術を受けるクリニック選びのポイント
ワキガ・多汗症治療では病院選びが非常に大切です。
ここで失敗してしまうと、あとあと後悔することにもなりかねません。
しかし患者さんにとっては、この病院選びがいちばん難しい問題かもしれません。
ワキガ・多汗症治療を扱うクリニックは数多くあります。
それぞれ採用している治療法は違いますし、医師自身の技術力にも差があります。
「どこでも同じ」などということは決してありません。
必要な料金にも、大きな隔たりがあります。
これは採用している治療法や医師自身のテクニック、さらにクリニックの方針などによって違ってくるものです。
もちろん、
「高いから腕が良い」
「安いから信用できない」
などと、単純には決められません。
料金だけでクリニックを選ぶというのも、お勧めできるものではないのです。
ですから、これから治療を受けようとするのであれば、まずは情報を集めることです。
どんな治療法を採用していて、費用はどれくらい必要なのか。
インターネットを使って、できるだけ多くの情報を集め、検討してみることです。
そうして数軒に絞り込んだら、実際にカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
そうすればクリニックの雰囲気や、医師自身の人柄も判ります。
その上で
「このクリニックなら安心だ」
「この医師ならば、手術をまかせられる」
という、信頼できるクリニックを見つけることです。
ワキガ・多汗症は「今すぐ治療が必要」というものではありません。
クリニック選びを急ぐ必要はないのです。
じっくりと選び、充分に検討して、慎重に決めるよう、お勧めします。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガ・多汗症手術の費用
汗やニオイに悩みながらも治療に踏み切れない……。
その理由のひとつとして、ワキガ・多汗症治療は「費用が高い」ということが挙げられます。
通常の医療と違って、先端医療の分野では健康保険が適用されません。
ですから治療にかかる費用はすべて患者さんの自己負担になってしまいます。
そのため、治療を受けようかと思いながらも決心がつかない、という方は多くいらっしゃることでしょう。
ですがワキガ・多汗症治療は、他の高価な品物……車やアクセサリー、ブランドもののバッグなどとは違います。
やがて壊れてしまうものでも、流行遅れになるものでもありません。
海外旅行のように、一時的な楽しみを得るためのものでもありません。
きちんとした治療を受けさえすれば、これから先の人生のどの瞬間においても
「汗とこオイが気になる」
ということがなくなるのです。
汗とニオイ対策のために使っていた費用と時間は不用になり、神経をすり減らすこともありません。
強いニオイで他人に不快感を与えることもなくなりますから、周囲の反応も良い方向へと変化していくことでしょう。
何よりも、汗とニオイのコンプレックスから解放されることは、あなたのこれからの人生に必ず好影響を与えます。
まさに「人生を変える」と言っても良いくらい、計り知れない大きな変化です。
それは決してお金で買えるものではありません。
ワキガ・多汗症治療にかかる費用は高額なもの。特に若い方にとっては、頭の痛い問題でしょう。
ですが、それは決して「その場限りの出費」ではありません。
むしろ、未来の自分への投資なのです。
そう考えると、ワキガ・多汗症治療には費用以上の大きなメリットがある、といえるのではないでしょうか。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガ手術の短所と長所
あなたがワキガでお悩みになっているのなら、医師のカウンセリングを受けられることをおすすめします
でも、あなたがワキガで医師に相談しようとしても、
「まったく心配いりません。これは精神的なノイローゼですよ」
といわれたらどうしようと心配になるものです。
そこで、ワキガの手術についてお話ししておくことにします。
今までのワキガの手術は、次の3つの方法があります。
(1)切除法
(2)前刀除法
(3)掻爬法
(1)の切除法というのは、もっとも古典的なやり方なのです。
これは脇の下のワキ毛が生えている部分の皮膚を、皮下脂肪もろとも切りとってしまおうという方法です。
この方法ですと、ワキ毛の生えている部分を切り取ることになります。
この手術方法だと、けっこう大がかりな手術になってしまいます。
術後の傷日は脇の下に少なくとも10〜15センチの長さでついてしまいます。
そのため、脇の下がつっぱって、皮膚の下の神経や血管を圧迫しますから、いろいろな障害を生じてきます。
もっと困ることは、傷口を固定しておかなければならないので、手術後、少なくとも2週間以上の安静入院が必要となりますから、これはおすすめできません。
この方法でワキガ手術を行う病院、クリニックはほとんどないでしょう。
ただ、この手術のたった1つのメリットといえば、ワキガのもとになるアポクリン汗腺を100パーセント近く取り除くことができることです。
しかし、この方法はすでに過去のものとなっていますし、(1)の場合、ワキガの原因であるアポクリン汗腺を含めて、皮下組織すべてを切除してしまい、さまざまな障害が出てしまいますが、
(2)の前刀除法というのは、皮膚は切りとらず、アポクリン汗腺だけを取ってしまおうという(1)より一歩進んだ手術方法なのです。
この方法は、まず脇の下の皮膚に数センチを切開して、そこからちょうど靴下や手袋をひっくり返すように皮膚の裏をむき出しにします。
そうすると、皮膚の裏にあるアポクリン汗腺がカズノコのようなツブツブが現れます。
それを日で見ながらハサミで一つ一つ摘んでいくのです。
その際、皮脂腺も一緒に取ってしまいますから、ワキガになる元凶はみな、取り去ることができるということなのです。
この方法は、すこし前までワキガ手術の主流となっていて、現在でもこの方法をとっている病院やクリニックは多いようです。
しかし、この方法もセンチ単位でメスを入れ、皮膚を切開してしまうので、傷跡が残り、入院・通院が必要という場合も出てきます。
(3)の掻爬法というのは、(2)がセンチ単位で皮膚を切開するのに対し、ミリ単位で皮膚に穴を開けて行います。
その小さな穴から、器具を挿入して皮膚の裏側のアポクリン汗腺を掻き出してしまうという方法です。
皮膚はあまり切らず、傷口も目立たず、見たところ手術をしたようには見えませんから、美容上のメリットは大きいのです。
しかし、(1)や(2)が施術者が実際に目で見ながらアポクリン汗腺を取り除くのに対して、この掻爬法は施術者は手さぐりで手術を行うという点で違いがあります。
つまり、この方法は先ほど述べたように、美容上のメリットはありますが、
効果の点でかなり劣るのです。
もし間違うと皮膚の裏側から皮膚を傷つけてしまったり、この手術では出血もかなりありますから、皮膚の下に出血がたまり、血を抜く作業のために管を挿入しなければなりません。
そのためにしばらく暁を固定し、動かすことができなくなる場合があるのです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
シャワーと制汗剤でワキガを防ぐ
日本人に比べて、欧米人にワキガが多いですが、彼らは彼らなりに、ワキガには気をつかっているようです。
彼らは、自分の体臭が相手に不愉快な思いをさせるのではないかということで、よくシャワーを使います。
ワキガのニオイというのは、アポクリン汗線からの汗が原因ということは今まで述べてきました。
それに加えて皮脂腺、エクリン汗腺などからの分泌物や汗などが皮膚の表面でミックスし、それに細菌の作用でニオイが出るということもご説明しました。
しかし、これらの分泌物が細菌の分解によってニオイが出るまで、およそ2〜3時間ほどの経過を要します。
そのため、「汗をかいたな」と思ったら、まず何をおいてもシャワーを浴びることです。
とくに脇の下を薬用石けんで洗ってください。
ニオイを作り出すのは細菌ですから、その細菌の繁殖を防ぐことがポイントなのです。
外出前、だれかに会う前には必ずシャワーに入る習慣をつけたいものです。
こうすることでワキガや体臭をある程度、防ぐことができます。
しかし、外出先で汗をかいた場合、シャワーを浴びるというわけにはいきません。
その場合は、こまめに汗をふきとるようにしてください。
また、殺菌力のあるウェットティッシュを使ってもいいでしょう。
また、ワキガや体臭のある人は、風呂に入ったときに使う石けんとして中性薬用のものを使うのがいいでしょう。
そして、入る風呂も、できれば熱めのお湯にします。
シャワーやぬるめのお湯だと、皮膚の毛穴につまっている脂分や汚れが浮き出てきません。
熱いお渇で脂分や捕れを浮き立たせて、薬用右けんで洗い流すか、固くしぼったタオルで脇の下をこすって取るようにしてください。
中性薬用石けんを使うことで、皮膚は弱酸性、pHでいうと5.4〜5.7を保つことができます。
次にワキ毛についてですが、ワキ毛はワキガを助長する役目をしていることをご存じない方が意外と多いのです。
ワキ毛の毛穴からは、つねにアポクリン汗や皮脂が分泌されています。
そして混って通気が悪くなっているので、そのため、ワキ毛の間は細菌が繁殖しやすくなっています。
たとえシャワーなどで洗い流しても、充分には洗い落とせません。ワキガの人にとっては、ワキ毛はあってはいけないものなのです。
そのため、ワキガの人はワキ毛を剃っておくべきです。
制汗のために、スプレー、クリーム、ローションという形で制汗剤や化粧品が発売されています。
この制汗剤は、どの程度有効なのでしょうか。
これらは、あくまでも一時的なこオイ抑えの効果しかないことを覚えておいてください。
軽いワキガの人だったら、かなり長い時間の効果が望めますが、きついワキガの人だと、せいぜい一時間程度と思ってください。
この制汗剤を使用するときは、患部を清潔にしておいてから使用することです。
風呂に入った後やシャワーを浴びた後に使用すれば、効果は高くなります。
また、こういう制汗剤には香りをつけているものがほとんどです。
しかしこの香りがワキガのニオイと混ざりあって、かえって悪臭となる場合がありますから、ニオイの薄いものを選んだほうが無難でしょう。
いずれにしても、制汗剤は単なる一時的な抑えとしかならないことを知っておいてください。
これらのことでワキガが抑えられない場合は、迷わずに専門医とご相談されたほうが得策というものです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガ治療は短時間で終わる
現代はスピード時代。そんな社会に生きる私たち現代人は、何かと忙しいものです。
そのためか、ワキガ・多汗症に悩む方の中には「入院や通院の時間がとれない」という理由で、治療をあきらめている方も多いようです。
通院だけならまだしも、入院となるとそれ自体が面倒なものです。
治療のために休暇を取る、というのも難しいことでしょう。
また、介護が必要なお年寄りや小さなお子さんをお持ちですと、入院どころか定期的にクリニックに通うことさえ困難です。
また、ワキガ・多汗症治療を希望される患者さんは
「治療を受けたことを周囲に知られたくない」
と考えるのが常です。
ですから治療を受けたことを匂わせるような行動は、できるだけ避けたいでしょう。
こうしたことを考えると、理想の治療法とは
「短時間で治療でき、しかも入院・通院の必要がなく、日常生活に支障がないもの」
ということになります。
現在行われているワキガ・多汗症の治療法には、いくつかの種類があります。
そしてそれらの治療法の中には、入院や通院が必要なものもあります。
ですが、最先端の超音波治療では、そうしたわずらわしさはありません。
手術そのものは30分前後で終わってしまいますし、術後は入院の必要もありません。
体へのダメージが小さいために、術後の通院も必要ないのです。
いくつかの注意事項はありますが、それさえきちんと守ってくだされば、手術の翌日からいつも通りの生活ができます。
つまり、日常生活への支障も最小限なのです。
確実な治療効果と高い安全性。さらに短時間で治療でき、入院・通院も不要。
それらの優れた特徴を兼ね備えているのが、超音波治療なのです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
肉中心の食生活でワキガになる
これは今まで何度もお話ししてきたことですが、日本人より西欧人にワキガが庄倒的に多いというのは、まざれもない事実なのです。
私たち日本人を含めて、民族にはそれぞれ独特のニオイや体臭というのががあります。
私が、「日本人は体臭のない国民だ」と述べてきましたが、厳密にいえば日本人だって日本人特有のニオイがあるのです。
それは私たちには気がつかないだけの話で、西欧人からは、「日本人のあの独特の体臭は、味噌やタクアンを食べているからだ」と言われていると聞いたことがあります。
たしかに日本人ほど漬け物が好きな国民はいないでしょう。
とくに米作国民らしく、ヌカを使った漬け物は日本だけのものです。
しかし、このニオイは西欧人にとっては悪臭としか感じられないうのです。
それでは外国人の体臭はどうでしょうか。
アメリカやヨーロッパの国民は、バターやチーズなどの乳製品を多く摂取していますから、体臭はどうしても乳製品のこオイが出てくるのは仕方のないことでしょう。
またお隣の韓国の人たちは好んでニンニクを食べるので、まだ一部にある韓国人=ニンニク臭いという偏見もあるほどです。
これらそれぞれの体臭というものはみな、その国特有の食生活によるものです。
食生活がどうして体臭となって現れてくるのでしょう。
それは食事の影響が体の分泌物に如実に現れるからです。
たとえば、皮脂腺から分泌される脂肪は体臭の一番の原因ですが、
細菌によって分解されれば体臭となってニオイますし、アポクリン汗腺、エクリン汗腺などから出る汗も影響を受けます。
そのため、その国民の食生活が体臭となって出るのはあたりまえのことでしょう。
私たち日本人は、あの第2次世界大戦を境にして、食生活が180度転換してしまいました。
しかし、戦後の高脂肪高タンパク食はその後も日本人の食生活をリードしてきました。
このことによって日本人の体質も欧米人並みの体質に変わってきたのも当然のなりゆきだったのです。
そうして皮脂腺、アポクリン汗腺、エクリン汗腺からの分泌物は、ワキガを誘発する物質が多く分泌されてきました。
このようにかつてあまり日本人にはなかったワキガが、戦後の食生活の変革によって体質も変革され、そのためワキガをもつ日本人が増加したのです。
このように食生活が体臭と密接な関係があることがおわかりいただけたと思います。
かといって、昨日まで高脂肪高タンパク高カロリーの食事をしてきたのに、今日からガラリと穀物、野菜、魚中心の食事に変えるというのは無理なことでしょう。
そこで、ニオイが体臭となって出る食材を避けて、ニオイを出さない食材を選んだ食事を心がけると、ある程度は体臭を防ぐことができます。
体質を変えてワキガをなくするというのは、一朝一夕でなるものではありませんが、食生活に気を配ることで体臭やワキガは少なくなりますし、
あなたの子どもにもワキガ体質を遺伝させることがなくなるのです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
多汗症とワキガの違い
ワキガとなる原因の多くは、アポクリン汗線から分泌される汗にあります。
しかし、ワキガの原因の全部が全部アポクリン汀線からの汗だとは言い切れないのです。
確かに脇の下にはアポクリン汗腺がありますが、それ以外に当然、エクリン汗腺もあることを忘れないでください。
とくにエクリン汗腺から分泌される汗の量は、アポクリン汗腺からのそれとは比較できないほどの量を分泌します。
それがアポクリン汗と混じることで、ワキガを助長していると考えられます。
ワキガばかりではなく、体臭の源はほとんど汗にあるといっていいでしょう。
そのため、ワキガを含めて体臭で悩んでいる人の悩みのタネは汗にあります。
汗を多く出すエクリン汀線は、告や性器の一部をのぞいてほとんどに分布しています。
そしてその数は1平方センチ当たり130個といいますから、全身では約400万個ある勘定になります。
しかし、いつもこの400万個のエクリン汗腺がすべて働いているわけではなく、大体その半分の230万個だろうといわれています。
そして私たち日本人が一日にかく汗の量は600ミリリットル程度です。
汗は、私たちの体温を調整するという働きをしていますから、たとえば激しい運動をして身体に熱を持つと、それを早く引き下げようとして通常より多くの汗を出し、その気化熱によって身体の熱を引き下げます。
これと同じ理屈ですが、肥満の方はどうしても身体に熱を持ちやすい体質ですから、普通の身体の人々よりどうしても多く汗をかいてしまいます。
これらの人は、生埋的なもので病気とはいえません。
しかし、汁の出方というのは、言ってみれば健康をはかる一種のバロメーターということができますから、
特別何もしていないのに汗をかいたりした場合、身体の変調を疑ってみるべきでしょう。
寝汗を通常以上に多くかくようでしたら、病院に行って診察してもらうことをお勧めします。
無汗症
名前のとおり、汗をかかないという症状です。
この症状の人は体力のある人ですが、普通の人でも寝冷え、冷たいものを飲み食いしたとき、さらに風邪の引き始めのときなどに一時的に起こることがあります。
汗をかかないと、熱を下げることができないので、そのため病気を重くしたり、ほかの病気も併発するという恐れがありますから、汗を出す手当てをしなければいけません。
また精神的な疾患を持っている人もこの無汗症になることがあります。
寝汗(盗汗)
寝ている間に知らず知らずにかいている汗のことをいいます。
普通、私たちは寝ているときには結構大量の汗をかくものです。
そしてその汗が昼間にかくような汗だったら問題はないのですが、粘り気があって、その発汗場所が頭、首から胸、腰から股、そして膝から足というところだったら要注意なのです。
こういう汗を盗汗といい、普通の寝汗とは別物です。
この盗汗をかくのは、身体が弱い人、不眠症の人、精神に不安を持つ人などですが、
とくに気をつけてほしいのは、結核に感染するとこの症状が顕著に出ますので注意してください。
多汗症
普通の人以上に汗をかくという症状をいいます。俗に「汗っかき」といわれるものです。
この多汗症には、全身に大量の汁をかくものと、身体の一部にのみ大量の汗をかくものとがあります。
全身に大量の汗をかくものを「全身性多汗症」といい、一部に汗をかくのを「局所多汗症」と呼ばれています。
全身性多汗症は、結核、リウマチ、バセドー氏病、女性の生殖器障害などが原因で起こります。
これ以外に全身に大量の汗をかくという場合、その原因は今のところ解明されていませんが、これは病気ではないと考えられています。
これに対して局所性多汗症は、身体のどこかに何らかの異常があることで起こる症状なのです。
この症状の場合、汗をかく場所は、頭、ひたい、こめかみ、鼻、首、脇の下、手のひら、指の間、生殖器、足の裏、足の指の間などです。
汗をかく場所をよく見てみると、この局所性多汗症には、エタリン汗腺の多い場所とアポクリン汗腺の多い場所の2つのタイプがあることが分かります。
手のひら、足の裏などにはエクリン汗腺のみしか存在しない場所で、この症状を「手掌多汗症」「足掌多汗症」といいますが、
この多汗症は圭に精神的な興奮や緊張で起こることが多いのです。
よく「手に汗を握る」といいますが、このことを指していうのです。
これに対して脇の下に起こる多汗症(腋窃多汗症)は、アポクリン汗腺からの汗だけに、強いワキガの原因となります。
さらに首の周りや胸のエクリン汗腺からの汗が混じり、アポクリン汗の量が増えてシャツやブラウスに黄色のしみを作ったりします。
ワキガの人の多くは、この腋窟多汗症をもっていると考えられます。
ワキガを治すということは、腋窟多汗症も治すということですから、まず気軽に美容整形医のカウンセリングを受けられることをお勧めします。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガ手術は進歩しています。
他の病気のように、体の機能を損なうものでも、命にかかわるものでもありません。
ですが多すぎる汗と強すぎる体のニオイは、対人関係の上で大きなデメリットをもたらします。
これが欧米であれば、ずいぶん事情が違います。
海外ではワキガ体質の人口が多いため、体のニオイは「あって当たり前」。
多汗症は別としても、少なくともワキガを気にして悩む、という人はほとんどいません。
ですが、日本ではそうはいきません。
ワキガ・多汗症体質の人口は全体の10%程度と少数派ですし、人混みを歩いていても周囲の人のニオイが気になる、ということはあまりありません。
そのためワキガのニオイに対しては、敏感に反応してしまいます。
しかも、ここ数年の間に加速し続ける「清潔指向」「消臭指向」のためか、ちょっとした汗やニオイにも嫌悪感をあらわにしてしまう傾向がありますし、「ワキガ=不潔」という誤解も強く残っているようです。
これでは、単に「ワキガ体質である」というだけで大きなマイナス要素を背負い込み、掴めるはずのチャンスさえも手にすることができなくなってしまいます。
「たかが汗とニオイじゃないか。そんな大げさな……」と、言う人もいるかもしれません。
しかし悩みを持つ人にしてみれば、ワキガ・多汗症は深刻な問題です。
汗とニオイのために、学校でいじめに遭っている。好きな人ができても、告白する勇
気が持てない。人前に出るのが恐くなり、人づきあいにも消極的になってしまう……。
こうした状態が長く続けば、誰だって精神的にまいってしまうことでしょう。
やがて出口の見えない悩みの悪循環に陥ってしまうのです。
ですが、あなたの悩みは決して解決できないものではありません。
最先端の「超音波治療」によって、たった一日で解消してしまうものなのです。
ワキガ・多汗症治療については、いまだに多くの誤解が残っています。
それらは過去の未熟な手術法が残した、負の遺産といえるでしょう。
しかし現代のワキガ・多汗症治療は飛躍的な進化を遂げ、過去の手術法が抱えていた問題を解決しました。
中でも最先端の治療法といえるのが、このサイトでご紹介する「超音波治療」です。
ワキガ・多汗症の悩みは、苦しく、深刻なもの。
ですが、悩んでいるだけでは何も解決しません。
あなた自身が行動しなければ、何も変わりはしないのです。
まずはワキガや多汗症。汗かき、体臭について、正しい知識を身につけてください。
そして悩みを解決するために、その一歩を踏み出してみましょう。
そこには今のあなたが想像もできないほどの、素晴らしい変化が待っているのです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガの元凶、アポクリン汗腺
人間がニオイを出す源はなんでしょうか。
私たちの体をおおっている皮膚には、皮脂腺という孔が開いています。
この孔から不必要になった脂肪や汗、そして垢などが排出されるのです。
つまり皮膚が新陳代謝を行い、そのカスになったものが出てくるのです。
言ってみれば私たちの細胞の死骸ということです。
この細胞の死骸は、空気に触れると空気中のバクテリアによって分解されます。
そしてその分解によって発生するこオイが体臭ということです。
皮膚は体全体をおおっていますから、体全体が体臭の源になるということです。
その体の部分でも、とくに新陳代謝の激しい部位があります。
まず挙げられるのが頭です。頭の皮脂腺は非常に発達していますから、新陳代謝も激しくなってきます。
頭がかゆくなったりフケが出たりするのは、新陳代謝によるものです。
とくにアブラ症の人は、この新陳代謝のカスが大量に出ますから、当然ニオイも激しくなってきます。
次に悪臭の源として挙げられるのが足です。
水虫で皮膚に水ぶくれができたり、ジクジクしたりすると、細菌は好んで繁殖します。
そのために足から悪臭が発生するということになります。
また足からも相当の脂肪分が分泌されますから、その脂肪分をバクテリアが分解して腐敗させて悪臭を放つことになります。
三番目には口です。
この口臭というのは、自分ではあまり気がつかないものです。
ギョウザやキムチを食べても、自分の鼻がニンニクのニオイに麻痺させられているので、まったく気がつかないものです。
口が匂う原因は、口中に残っている食べ物のカスが発酵して匂ったり、虫歯のために悪臭が出たり、あるいは内臓が悪くて臭くなるということもあります。
口臭には「生理的口臭」と「病的口臭」があります。
歯を磨かなかったり食べ物のために悪臭が出るのは、歯をていねいに磨くことで防止することができますが、
虫歯・歯槽膿漏・口内炎や胃腸・肝臓・腎臓などを煩っているために悪臭を発する場合は、病気そのものを治す以外に悪臭の発生を止めることはできません。
さて口の次が脇の下です。
この脇の下には、ほかの部位にない特別のニオイを出すものがあります。
それはアポクリン汗腺という器官です。この汗腺によってワキガが発生するのです。
脇の下の次は性器です。
女性の性器の周りには、脇の下と同じく、アポクリン汗腺が集中しています。
そのため、ワキガと同じようなニオイを発生させることがあります。
さて、ほかの動物と較べると人間は汗を多くかく動物です。
前にも少し述べましたが、汗といっても実は2種類あります。
その2種類の汗とは、
・エタリン汀線から分泌されるエクリン汗
・アポクリン汗腺から分泌されるアポクリン汁です。
まずエクリン汗腺は、皮膚のごく浅いところに存在していて、直接皮膚の表面に日を開けています。
この孔は肉眼では見えないほどの小さなもので、小汗腺ともいいます。
普通、私たちが汗という場合、ほとんどはエタリン汗腺からの汗をいいます。
エクリン汗腺は、体のほぼ全体に分布していて、大量の汗を出すことによって体温の調整をしています。
エクリン汗腺からの汗の成分は、99パーセントが水分で、少量の塩分と尿素などの老廃物が混じっている程度です。
したがって、汗も粘り気はなくサラリとしています。
一方、アポクリン汗腺は、皮膚の奥深くに毛に密着するような形で存在し、汗を排出する孔は毛穴に向かって開いています。
孔の大きさもエクリン汗腺のそれと比べるとおよそ10倍の大きさがあり、エクリン汗瞳が小汗腺というのに対して、アポクリン汗腺のそれは大汗腺と呼ばれています。
脇の下を切開して見てみると、ちょうど黄色い数の子のようにツブツブ状に並んでいるアポクリン汗腺を見ることができます。
エクリン汗腺の汗がほとんど水であるのに対し、アポクリン汗腺の汗はうす戯色をしており、粘り気があり、量的にはあまり分泌しません。
成分としては脂質、鉄、蛍光物質、色素などです。
よくワキガの人はブラウスやシャツに黄ばみのシミを作りますが、これがアポクリン汗線からの汗のいたずらなのです。
しかも、その黄ばみは簡単に落ちないというのが悩みのタネです。
そして、アポクりン汗腺から分泌される汗の成分そのものには、あのワキガのニオイのもとになる成分はまったく含まれていないのです。
それがどうしてあのワキガの悪臭に変わるのでしょうか。
それは後ほど述べることにします。
アポクリン汗腺は、前にも少し触れましたが、毛の生えている場所に集中しています。
具体的にいうと、脇の下、性器の周辺、乳首の周辺、耳の穴、まぶたなどです。
毛の生えていない手の平などにはアポクリン汗腺は存在しません。
しかし不思議なことに、一番毛が多い頭には、アポクリン汗腺が存在しないのです。
アポクリン汗腺とエクリン汗腺について調べてみると、人間以外の哺乳動物では圧倒的にアポクリン汗腺が多く、しかも全身に分布していることが分かります。
これは異性を引き付けるための芳香腺として機能しているのだといいます。
つまり、毛穴から出る汗というのは、アポクリン汗と皮脂線からの分泌物は混じり合っているということなのです。
皮脂は、皮膚の表面でエクリン汗と混じり合うことで皮膚上に油膜を作り、皮膚や毛を保護する働き、つまりクリームのような効果があるのです。
しかしこのクリームも主成分が脂質ですから、時間がたつと脂肪分解酵素や細菌によって分解が始まります。
そうすると、やっぱり悪臭が発生します。
たとえばアポクリン汗腺がまったくない足や頭が、洗わないと猛烈な悪臭を放つことはご存じのとおりです。
この悪臭の元凶は、皮脂なのです。
しかし、そうはいっても、ワキガの第一の元凶はなんといってもアポクリン汗腺だというのは避けられない事実です。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガの原因となる汗
暑くなってくると、どうしても汗ばみます。
するとワキガが匂ってくるということになります。
そのため、ワキガというのは、夏に発生して冬の寒いときにはヮキガが匂わないものだという印象をもたれるのですが、これは違います。
ワキガと汗は無関係ではありません。
私たちが暑くてひたいや背中にかく汗とワキガの原因となる汗とは、実は質が違うのです。
この2種類の汗のメカニズムについては後に詳しく述べることにしますが、少なくともワキガの場合、冬は匂わないということはありません。
たとえば、冬でもラッシュの電車の中では暖房と乗客たちの体熱のために車内の温度が上がり、汗をかくことでワキガは間違いなく匂いますし、
オフィスでも暖房の効きすぎで汗をかけば、やはりワキガが発生します。
それに夏のように、ちょっと汗をかくとこまめにシャワーなどを浴びることはありませんし、
夏のように薄着ではなく、けっこう厚手の下着や洋服を着ていますから、簡単にハンカチで脇の下などを拭くということも難しくなってきます。
また、厚着ということもワキガを発生しやすい原因の一つになっています。
というのは、皮膚呼吸が容易にできず、どうしてもニオイがこもってしまうからなのです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
食習慣もワキガの原因になります
食事は生きていくために欠かせないもの。
それだけに、毎日の食習慣が体に与える影響は、計り知れない程大きなものです。
食事時間が不規則ですと胃腸の働きに乱れが生じますし、栄養バランスの偏った食事をとり続けていると、やがては病気にもなりかねません。
実際、成人病と呼ばれる病気の多くは、食生活の乱れを含めた生活習慣によって起こることが知られています。
ワキガ・多汗症も同様です。
汗腺類を活性化させる原因の一つとして、毎日の食習慣も見逃すことは出来ません。
ワキガ・多汗症助長する食品はいくつかありますが、最も大きなものは肉類です。
肉類には動物性脂肪、脂肪酸、中性脂肪などがたっぷりと含まれてますが、
これらの脂肪成分をとると汗腺類が刺激され、結果として汗とニオイを強くしてしまうことになります。
ですからステーキや焼肉といった肉料理をよく食べる人は、それだけワキガ・多汗症の危険が高まります。
同様にチーズやバターなどの乳製品、さらにこれらを多用したケーキやデザートも汗腺類を活性化する食品ですから要注意です。
もう一つ、揚げ物にも気をつけた方が良いでしょう。
ここにファーストフードやコンビニなどの出来合いのお雑煮では、油の劣化を防ぐために脂肪酸を多く含んだ油が使われることが多いようです。
こうしたものを常日頃から食べ続けていると、ますますワキガ・多汗症を助長してしまいます。
食事は生きるための過程であり、健康の基本。身体に現れる様々な症状は、その原因が食生活であるケースも少なくありません。
ワキガ・多汗症の場合は、それは同じなのです。
遥か昔から肉食を続けてきた欧米人にワキガ体質の人が多く、菜食中心だった日本人に少ないという点も考えても、
食習慣がワキガ・多汗症に与える影響がいかに大きいか、ご理解頂けるのではないでしょうか。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
毛深い人はワキガになりやすい?
「先生、やはり毛深い人はワキガになりやすいんでしょうか?」
こんな質問を美容クリニックの医師はよく受けるそうです。
毛深いからといって、それがワキガに直結するわけではありませんが、その可能性は高いといえるでしょう。
実際にワキガの人には体毛の濃い人が多いことも事実です。
では、体毛とワキガの関係とはどのようなものなのでしょうか?
ワキガのニオイのもととなるアポクリン汗腺や皮脂腺は、体毛の毛根部に開口しています。
ですから体毛の多い人はアポクリン汗腺もそれだけ多く、分泌物の量も多いと考えられます。
また体毛が濃いと、汗腺類からの分泌物が皮膚表面にとどまりやすく、それだけニオイも立ちやすいということもいえます。
ニオイを生み出す細菌類が繁殖しやすいことも、ニオイの発生に拍車をかけるでしょう。
さらに男性の場合、毛深いということはそれだけ男性ホルモンの働きが旺盛だと見ることが出来ます。
汗腺類は性ホルモンの影響を大きく受けますから、やはりワキガになる可能性は高いでしょう。
毛深い人がみなワキガ体質であるわけではありませんが、そうなる可能性が高いということ間違いありません。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
多汗症と「汗かき」の違いは?
多汗症について考えることにしましょう。
汗をかきやすい人とそうでない人がいるのは以前お話した通りですが、では「汗かき」と多汗症の違いとは何でしょうか?
この両者を区別するのは、なかなか厄介です。
詳しい人でなければ、まずに見分けることは難しいでしょう。
あえて簡単に言うと、多汗症とは
「体温調節の必要がないのに、多量のエクリン汗を分泌する症状」等でもいえるでしょうか。
汗が分泌されるのは、食事や外気温の変化、運動などによって上昇する体温を抑えるためです。
汗かきの人は、これらの変化に敏感に反応し、ちょっとしたことで汗をかいてしまうのだということが出来ます。
しかし多汗症の場合、食事をしたわけでも運動したわけでもないのに、多量の汗をかいてしまうのです。
多汗症には、全身に汗をかく「全身性多汗症」と、部分的に多量の汗をかく「局所性多汗症」があります。
全身性多汗症は、急性リウマチやバセドー氏病、結核、女性の場合ですと生殖器障害などが原因で起こる場合もあります。
一方の局所生多汗症は、手のひらや足の裏、頭部、ワキの下など、特定の部分に大量の汗をかく症状です。
これは精神的なストレスなどによって、自律神経のバランスが崩れるために起こることが多いようです。
「冷や汗をかく」「手に汗を握る」という言葉があるように、エクリン汗は精神的な緊張によっても分泌されます。
しかし多汗症の場合、あまりに大量の汗をかいてしまうため、二次的な症状を生み出す原因になってしまいます。
例えば手のひらならば、いつも手が汗でびっしょりになってしまいますから、かなりの煩わしさを感じます。
足の裏に大量の汗をかけば、むれてしまってニオイのもとになります。
ワキの下から汗が大量に分泌されれば、すでにお話したようにワキガ臭を発散されることにも繋がります。
一般的にワキガ体質の人は同時に多汗症を持ってるケースが多く、それぞれの相乗作用で強いニオイを発散してしまうものです。
ですから汗とニオイの悩みに対しては、その両方に対処することが重要だといいます。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
汗とワキガの微妙な関係
「やたらと汗をかくので、ワキガになるのではないか」
と、心配される方がいらっしゃいます。
しかし、どんなに汗をかいても、それはエクリン汗ならば、ワキガ臭は発生しません。
汗のにおいと、ワキガのニオイが別のものであるように、汗をかきやすいからといってワキガになるわけではないのです。
汗腺類の総数と活動の程度は、人それぞれに違いがあります。
当然汗をかきにくい人もいれば、ちょっとしたことで汗をかいてしまう「汗かき」の人もいます。
一般的には、肥満傾向にある人は汗をかきやすいものです。
皮下脂肪が厚いために、体内の熱を放出しにくく、そのため多くの汗を出して体温の上昇を抑えなければならないからです。
また、食事をするとすぐに汗が噴き出す人もいますが、これも正常の反応ですから、心配はいりません。
食べたものが体内でエネルギーに変換され、この時に発する熱エネルギーを発散するために汗が出るのです。
こうした場合の汗は、体温調節のために、出されるエクリン汗。
ですから、汗っかきだからといって、それがワキガ臭に直結するというわけではありません。
ただし、多量のエクリン汗はアポクリン汗腺を広範囲に広げる作用を持っています。
ですから汗かきの人は、そうでない人と比べると、
「ワキガ臭を発生しやすい」
ということはいえるでしょう。
大量の汗はワキガの原因となりませんが、ワキガを助長するものではあるのです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
何故、女性にワキガが多いのでしょうか?
ワキガ・多汗症で、整形外科にいらっしゃる患者さんは、そのほとんどが女性だそうです。
中には男性もいらっしゃるそうですが、それは全体の20%前後と、かなり少ない比率です。
これだけをみると、女性の方が圧倒的にワキガになりやすいように見えますね。
しかし男性の場合、自分の体臭を気にする方は女性程多くないでしょうし、たとえ気になっていても、
「怪我や病気じゃないんだから、手術してまで治すこともないだろう」
と考えるケースが多いのではないでしょうか。
もちろん、汗とニオイの悩みには、性別・年齢は関係ありません。
仕事も手につかない程に、深刻に悩んでいる男性もいらっしゃいます。
女性は男性よりもアポクリン汗腺の数が多く、しかも性ホルモンの影響で活発に働いている場合が多いのです。
また男性よりも皮下脂肪が厚いために汗をかきやすく、結果的にニオイを発散しやすい、という点も挙げられます。
ケーキやデザートなど、汗腺類は指摘する乳製品を好んで食べることも関係しているでしょう。
いずれにしても、ワキガ・多汗症を持つすべての方がクリニックへ行き、治療を受けるわけではありません。
そのため他の病気のように統計をとることが難しいのですが、
女性の方がワキガ・多汗症になりやすいことは間違いないでしょう。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガ体質は遺伝します
ワキガ・多汗症が体質による症状であるとなると、気になるのは「遺伝するかどうか」という点でしょう。
顔立ちや身体付きなどは親子で似通っているのが普通ですから、ワキガ体質もにてしまうのではないか…。
お子さんを持ちの方ならば、そうした不安を感じるのは当然のことでしょう。
結論から言うと、両親ともにワキガ体質の場合には、80%、両親のうちどちらかがワキガ体質の場合には、50%の確率で、子供にワキガが現れます。
もちろん、これはあくまで理論上の数字です。
両親共にワキガ体質だったとしても、それが子供に受け継がれない場合もありますし、逆に両親ともワキガ体質でないのに、子供に症状が表れるというケースもあります。
ワキガ・多汗症は食生活などの生活習慣や、日常の生活環境にも大きく左右されるものだからです。
しかし、多くの場合、ワキガの原因となるアポクリン汗腺は、思春期にならないと活動を始めません。
ですからワキガ体質がお子さんに移転しているとしても、実際に強い臭いを発するかどうかは、思春期を過ぎてみないと分からないのです。
ただ、お子さんがワキガ体質かどうか、調べる方法はあります。
それは耳垢を調べることです。
耳の中はワキや陰部と同様、アポクリン汗腺が集中しているところです。
そして耳のアポクリン汗腺だけは、年齢に関係なく活発に活動しています。
ですから耳垢を調べてみて、いつもじっくりと湿っているようならば、ワキガ体質である可能性が高いと判断出来るのです。
ワキガ・多汗症の意味は、人には相談しにくいもの。
それは親子の間柄でも同じでしょう。
それだけに、お子さんをお持ちの方は十分な注意が必要です。
両親の知らないうちに、お子さんが汗とニオイの悩みに苦しめられているかもしれないからです。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
ワキガと「汗臭さ」は別のものです。
ワキガ・多汗症について、これから詳しくお話してきますが、まず最初にご理解いただきたいことがあります。
それは「ワキガと汗のニオイは、全く別のものだ」という事です。
確かに、ろくに入浴もせず、洗髪もしなければ、体のニオイは強くなる一方です。
風邪をひいて寝込んだ時のことを考えてみれば、どなたにも理解出来るでしょう。
しかし、そうした場合のニオイのほとんどは「汗臭さ」です。
こうした汗のニオイ以外にも、私たちは知らず知らずのうちに、様々なニオイを発散しています。
息のニオイや髪のニオイに加え、女性ならば化粧品の香水のニオイもあるでしょう。
シャンプーや石鹸のニオイもありますし、「タバコのニオイ」も挙げられます。
お酒を飲み過ぎたり、焼肉を食べたりしたとは、かなり強いニオイがしますし、場合によっては翌日まで残ることもあります。
また、健康状態によっては、口や鼻、耳から異臭を発する場合もあります。
これから様々な「ニオイ」が一体となって、そのひと固有の体臭をつくり出しているのです。
ところが、こうした「体臭」と「ワキガ」は、全く異質なものなのです。
その最大の相違点は「ニオイを防ぐことが出来るかどうか」という手に尽きるでしょう。
髪のニオイや汗臭さならば、予防は簡単です。
こまめに入浴して洗髪し、清潔を保てばすぐにニオイは消えてしまいます。
口や鼻の病気に伴うニオイにしても、きちんと治療すればやがてニオイもなくなってきます。
しかし、ワキガはそうはいきません。
どれほど清潔を心掛け、食事に気を遣ったとしても、あの強烈なニオイを完全に止めることは難しいのです。
ここ数年の間に、日本人の「消臭指向」は一段と加速しました。
まるで「余計なニオイを発するなんて許せない。」とでも言わんばかりで、ヒステリックな印象さえ受けます。
さらに困ったことに、ワキガ・多汗症に関する正しい知識が一般にほとんど知られていません。
そのため「ワキガ=不潔」という図式が成立してしまい、ワキガの人に取っては非常に肩身の狭い状況になってしまっています。
確かに、清潔を保つことで、ニオイを抑えることは可能です。
しかしそれだけでは根本的な対処法にはなりません。
ワキガ・多汗症を完全に解決するためには、まず正しい知識を身につける必要があります。
次回は、ワキガ・多汗症に関する基礎的な知識をお話することにしましょう。
カテゴリー:ワキガ・多汗症とは?
なぜワキガ・多汗症が起こるのでしょうか?
ワキガ・多汗症の最大の悩みというと、特有の「ワキガ臭」でしょう。
このニオイのためにまわりから敬遠され、一人で悩み続けなければならないのは、何とも辛いことです。
このワキガ臭の原因については諸説あります。
現在のところ最も有力視されている説は
「汗腺類からの分泌物が皮膚の常在菌によって分解され、そのためにワキガ特有の腐敗臭が発生する」
というものです。
少々専門的な話なりますが、まずワキガ発生のメカニズムを考えてみることにしましょう。
私たちの肌の表面には「汗腺」という期間があります。
この汗腺には2種類あり、一つは「エクスリン汗腺」、もう一つは「アポクリン汗腺」と名付けられています。
さらに「皮脂腺」という器官があり、この三つの器官から出る分泌物がワキガの原因になるのです。
エクリン汗腺
エクリン汗腺は直径0.4ミリ程の、小さなコイル状の器官です。
その名の通り汗を分泌する器官ですが、ここから出る「エクリン汗」は、99%までが水分で、少々の塩分を含んでおり、無色透明でにおいがありません。
サラッとした汗です。
エクリン汗腺は全身に分布し、皮膚表面に直接開口して、必要に応じて汗を分泌します。
手のひらや足の裏に数多く蜜集していますが、これは原子時代の名残で、物を掴んだり走ったりするとき、汗が滑り止めの役目を果たしていたと考えています。
エクリン汗腺は「汗を出すことで体温を調節する」というのが主な役割です。
運動した時など、汗をどんどん出して蒸発させることで、体温の上昇をふせいでいる、というわけですね。
また、緊張やストレスを受けた場合にも活発に動き始めます。
「手に汗を握る」という言葉通り、緊張すると手のひらがじっとりと汗ばむことがありますが、これは精神的な緊張のためにエクリン汗腺が活発に働いた結果なのです。
ちょっとした気温の変化や精神的な緊張で汗をかいてしまう「汗かき」の人は、このエクリン汗腺が盛んに活動していると見ることが出来るでしょう。
もちろん、「多汗症」のカギを握るのも、このエクリン汗腺です。
アポクリン汗腺
さて、一方のアポクリン汗腺はどうでしょうか?
アポクリン汗腺は、エクリン汗腺に比べて大きく、直径4ミリほどの大きさがあります。
エクリン汗腺よりも皮膚の深いところにあり、分泌する汗の量はエクリン汗腺と比べるとはるかに少量です。
ここから出される「アポクリン汗」は水分のほか、脂肪やタンパク質、色素、蛍光物質など含んでおり、少々粘りけのある汗です。
また、一度汗を分泌すると24時間ほど活動休止します。
体温調節のために発汗し続けるエクリン汗腺と比較すると、かなり違った働きを持っていると考えられます。
しかし、このアポクリン汗腺の働きは、実はよく分かっていません。
ただ、ストレスや精神的な緊張だけでなく、性的興奮などによって発汗することと、
ワキや耳の中、乳首とへその周辺、任務など、限られた部分にのみ分布していることから、フェロモン分泌管としての働きがあるのではないか、と。推測されています。
多くの動物には、特定の繁殖期があります。
私たちになじみ深い犬や猫、鳥類や、魚類も同様です。
ある決まった時期になるとパートナーを求め、子孫を残そうとします。
もしもこのときにパートナーを得られなければ、子孫を残すことが出来ません。
そのため、特殊なにおいを持つフェロモンを分泌して、積極的に異性をひきつけようとするのです。
私たち人間も動物の一種ですから、太古の昔にはこうした習性を持っていたことでしょう。
アポクリン汗腺から独特のニオイを発散させ、異性を呼びよせていたのかもしれません。
しかし人間が進化し、社会生活を営むようになると、次第に特定の繁殖期というものが失われてきました。
それと同時にアポクリン汗腺もその存在意義が薄れ、体がしていたのかもしれません。
皮脂腺
アポクリン汗腺のように毛穴に開口して、脂肪分を分泌する器官です。
ここから出された脂肪はエクリン汗腺とまざり合い、皮膚表面に数に膜を作って、肌を保護する役割を持ちます。
皮脂の分泌量が多すぎると肌がベタついてしまい、逆に少なすぎるとカサカサに乾燥してしまいます。
女性が気にする肌トラブルの多くは、この皮脂腺が関係しています。
また、皮脂を食料とする雑菌が繁殖すると、ニキビや吹き出物の原因となってしまいますから、なかなか厄介な器官といえるでしょう。
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ストレスはワキガを強くします
現代はストレス社会です。
人間関係、会社や学校での成績、さらに騒音や大気汚染といった身の回りの環境までもが、私たちに様々なストレスを与え続けています。
こうした精神的・肉体的ストレスを受け続けていると体内のホルモンバランスが崩れ、やがていろいろな症状となって現れてきます。
ワキガ・多汗症も例外ではありません。
ストレスによって汗やニオイが強くなったというケースは、決して少なくないのです。
ワキガの原因の一つ、アポクリン汗腺は性的興奮や緊張によって汗を分泌しますが、これは性ホルモンの働きによるもの。
この体内のホルモンバランスがストレスで乱されると発汗が促進され、結果としてのワキガのニオイがきつくなる、というわけです。
また、ストレスは精神的緊張を呼び、エクリン汗腺からの発汗を促します。
そのため多量の汗をかくことになり、ますますニオイを強くしてしまうのです。
専業主婦だった女性が会社勤めを始めた途端、ストレスからワキガになってしまったという例もあります。
これは職場での人間関係や仕事への緊張感に加え、急激な環境の変化がストレスとなり、それによってワキガが現れたものと考えられます。
精神的ストレスで起こるのは、胃の痛みだけではありません。
ワキガ・多汗症もまた、ストレスの影響を受けやすいものなのです。
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