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ワキガのにおいの感覚の違い
においは不思議なもので、同じにおいでも人によって感じ方が大きく違います。
ある人にとっては耐え難い悪臭であっても、別の人にとって心地よく思えることがありますし、
最初は「嫌なにおいだ」と思っていても、やがてそれが魅力的なにおいに変わっていくことも多いのです。
果物の王様と呼ばれるドリアンや、珍味として中心中されるトリュフをご存知でしょうか?
どちらも独特の強いにおいを持っています。
初めての人にとっては「たまらない悪臭」なのですが、
好きな人にとっては「食欲をそそる香り」に違いありません。
日本料理には欠かせないワサビやセリ、シソなどの香りも、和食を食べられない外人からすれば、とんでもない悪臭に感じることでしょう。
ワキガのにおいも同様で、人によって「悪臭」と感じることもありますし、逆にセックスアピールとして感じることもあります。
例えば欧米ですと、ワキガのにおいは「その人の個性」という感覚が強く、決して隠そうとはしません。
むしろ自分のにおいを積極的にふりまき、自分をアピールしようとします。
彼らにとってはワキガのにおいは「フェロモン」であり、自分の魅力を高め、異性を引きつけるための強力な武器なのです。
もともと欧米ではワキガ人口が多く、全体の80%の人がワキガを持ってるといわれます。
これは過去何世代にもわたって肉食中心の食生活を送ってきた為でしょう。
強いにおいを持つ人も多く、電車や人ごみの中では鼻をつくにおいにムっとすることも少なくありません。
しかしほとんどの人がわきがを持っており、それが当たり前となれば、ニオイが気になることもなくなっていきます。
それどころか自分だけのにおいをファッションやメイクと同じように「個性」ととらえ、それをより魅力的に見せる工夫をします。
例えば香水を使うにしても、自分の体臭を覆い隠してしまうような使い方はしません。
むしろ自分のにおいを引き立て、より魅力的に演出してくれる香りをまとうのです。
「どんなに魅力的な人でも、その人のにおいがしないと物足りない」
このような感覚が常識となっている社会では、ワキガで悩む人はほとんどいません。
病院での治療にしても、においよりもむしろ大量の汗を抑えるのが目的です。
ところが、日本ではかなり事情が違います。
私たち東洋人はもともと体臭が強くなく、ワキガ人口も少数派。日本では全体の10〜15%程度です。
人ごみでも「他人の体臭が気になる」ということはあまり多くありませんから、ワキガのにおいはどうしても目立ってしまいます。
まして日本人は大の風呂好き、清潔好きです。
毎日のようにお風呂につかり、体を洗い流す習慣がありますから、体のにおいもほとんどしません。
そのため他人のにおいに対して非常に敏感になってしまい、わずかな体臭でさえも鼻に付いてしまって、強い拒否反応を表してしまいます。
同じワキガのにおいでも、欧米と日本ではこのだけの違いがあるのです。
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